マンションと戸建て。家を探す際にどちらがいいのか迷う方は多いのではないでしょうか。マンション、戸建それぞれにメリットとデメリットがあります。
これから購入を検討される方は、それぞれの特徴を知り、どちらがより自分に合っているかを考えて検討されることをおすすめします。
何が違うのか
では早速「マンションと戸建てで何が違うのか」を5つのポイントに分けて考えていきましょう。
①エリアによる違い
まずはエリアによる違いです。実はマンションの多いエリアと戸建ての多いエリアがあり、地域によってそもそも選択肢がマンション、逆に戸建しかないということもあります。
マンション比率が高い場所は、都心のエリア、東京都内では城東エリアが比較的高いエリアになっています。一方で、世田谷区や目黒区などは高くはありません。住みたいエリアによって選択できる種別が異なることを覚えておきましょう。
②共用施設によるコミュニティ
スケールの大きいマンションの場合、共用施設が充実していてマンション内でもコミュニティも形成されやすい。一方で戸建の場合は、開発規模が様々です。街づくりによってコミュニティの形成に差がでます。
③耐用年数が違う
主に鉄筋コンクリートでつくられるマンションと木造中心の戸建てでは「耐用年数」が異なります。耐用年数が長ければ長く住んでいられるということになります。
法定耐用年数で言うと鉄筋コンクリート造のマンションが47年、木造一戸建てが22年ですが一概に建物の寿命を示しているものではありません。戸建の場合、個別性が高いので建物の造りはよく確認する必要があります。
④安全面は?
セキュリティの面では、オートロックや監視カメラのあるマンションは安心感があります。戸建ての場合は、近年タウンセキュリティを導入しているものもあります。トータルで見ると管理人もいるマンションの方が安全だと言えるでしょう。
⑤リフォームなどの自由度
「リフォームなどの自由度」は建て替えや改築・増築ができる戸建ての方が高いと言えるでしょう。近年では、家族数に合わせて減築するケースもあります。また駐車スペースがあるのも戸建てのメリット。
マンションの場合、費用はもちろん設置率が低いとマンション内で借りられない場合もあります。
ライフプランを考える場合
ランニングコストや予算を重視した場合は戸建ての方が比較的手が届きやすい。しかし将来の住み替えや賃貸を想定すると比較的立地の良いマンションは貸しやすく売りやすい。永住志向なら戸建て、10年程度の住み替えや賃貸を考えるならマンションが有利と思われます。
まとめ
どんなライフプランを思い描くかによって、マンションVS戸建の選択が変わってくるということが分かりました。今後賃貸に出して住み替えるのか、それとも長く住むことを考えるのか、家族構成は変わる予定があるか、転勤の可能性はあるか、などなど考えられる要素をすべて洗い出して検討をする方が良いでしょう。
また価格トレンドを見るとマンション価格が大きく上昇している一方で、戸建は比較的手に届きやすい。予算もしっかりと頭に入れておいた方が良いでしょう。