規模感・話題性・注目性で圧倒的存在感を示す「HARUMI FLAG」。パビリオンフリー見学会が7月19日~22日に開催されていたため、この機会に見に行ってきました!
「HARUMI FLAG」東京オリンピック選手村跡地開発事業として、我々のような業界人だけでなく一般の人々にも広く知られる、日本のマンション市場最注目のプロジェクト。
まずはその進捗から見に行ってきました。
現地の様子は
計画地は地下鉄大江戸線「勝どき橋」駅から徒歩で約16分。実際に歩いてみると、トリトンスクエアを過ぎてからが長いなぁと感じる距離感がありました。ですが2020年からプレ運行される「東京BRT」を使えばHURUMI FLAG内に隣接する「マルチモビリティステーション」へ直結する計画となっており、よほどでない限りこの距離を歩くということは無いのでしょう。
計画地の入り口となる月島警察署前交差点までやってくると、その圧巻の姿が眼前に広がります。
選手村として使用される棟はおおむね躯体工事を終えており、後は内外装を残すのみといった様相で、オリンピック後建設予定とされているタワー棟はまだ姿かたちが見えません(当然ですが)。それでも10棟近くのマンションが一気に立ち上がっていく姿は、間違いなく大きな”街”が生まれるんだなという予感に溢れていました。
では、パビリオンに突入です!
ですが、パビリオン内は撮影禁止のため、ここからはプレスリリース資料をお借りしてご紹介。
アンケートに回答し最初に案内されるのは、3階のシアタールーム。テーマパークの入り口のような演出がなされたエスカレーターを登って最初に目にするのが「PROLOGUE」と題されたプロジェクションマッピング。
1930年代に晴海エリアが誕生し「晴海」と名付けられた由来から「HARUMI FLAG」ができるまでの変遷が紹介されています。しばしそのプロジェクションマッピングを楽しんだ後は、いよいよお待ちかねのシアタールームへ。
「VIRTUAL SCAPE」と名付けられたスペースの名称どおり、正面・左右の壁・天井、さらには床までをスクリーンとして使った映像は迫力満点で臨場感に溢れたものとなっています。約6分という紹介がされていましたが夢中になって見ていると、あっという間の時間でした。
シアター映像を見た後は2階へ案内され、模型を中心に街の各種施設や設備、共用部などが紹介されている「ACTIVE Zone」へ
見どころは街全体の完成後の暮らしをAR×模型で体感できる「AR EXHIBITION TOUCH THE FUTURE」ですが、この日はお預け。タブレット端末無しで模型だけ見学してきました。
それでも、模型ゾーンの奥にあるタッチパネルとスクリーンが連動し、自分のライフスタイルに合った共用部を紹介してくれる「ALL IN TOWN」や
東京BRTのルートを模型へのプロジェクションマッピングで紹介してくれる「NEW MOBILITY」や「BORDERLESS」コーナーなど見どころ充分でした。
続いてのゾーンは「レファレンスルーム」と呼ばれるモデルルームスペースとなっており、5タイプもの多彩なライフスタイルに対応する専有部紹介ゾーンとなっていました。
その他にも水素ステーションと連動するHEMSや、実際に完成後の建物の中を歩いてるようなヴァーチャル体験ができる「MIERVA」などが設置されており、たっぷりと商品理解が刷り込まれるような作りとツアーになっていました。
魅せ方は最新技術を盛り込んでエモーショナルに、しかしコンテンツはいたって王道
久しぶりにマンションパビリオンをしっかりと楽しんでしまった筆者ですが、気づいたことが一つ。
「魅せ方」としてはプロジェクションマッピングやVR、ARなど最新技術を使い没入感高く魅せてくれているものの、「見せている内容」については立地の歴史から、街の将来像、建物内部の商品力と実にオーソドックス。これが今後のマンションの魅せ方のスタンダードになっていくんだろうなという思いと共に、見せたい内容・伝えたい内容というものは変わらないのかなと感じた一日でした。
4月下旬のパビリオンオープンからこの日まで約3か月で、4,000組超の集客を実現しているという「HARUMI FLAG」。今後の動向も目が離せないものとなるでしょう。